君の名は。SS 星に願いを。

七夕ネタ2020年完全版です。たぶんネタが浮かんでから完成までに数年かかってます(笑) 色々ご都合的な設定(糸守のその後や、テッシーの誕生日とか)がありますが、そこは雰囲気で読んでいただけると有難いです。それでは宜しくお願いします。 >朝、目が…

君の名は。SS スパークルMVif 夏恋⑦

>仰向けのまま、ボーっと天井を眺めている。ぼんやりした中、微かなアラーム音が耳に届いて、焦点が定まらない視界の前にゆっくりと体温計を持ってくる。「……三八度九分」示された体温を口にすると、それを掴んだまま右手がベッドの上へと落ちた。熱のせい…

君の名は。SS スパークルMVif 夏恋⑥

>最近、忘れられないあの時の光景を夢に見る。カルデラ状の山の頂で、私は茜色の空を、輝く陽の光が山稜へと消えていく光景を眺めている。昼と夜が混ざり合う、人ならざるモノに出逢うと言われるその時間……「カタワレ時……」言葉が重なる。逸る気持ちを抑え…

君の名は。SS スパークルMVif 夏恋⑤

> 「瀧、立花瀧です」「私は三葉。宮水……三葉です」彼に名前を告げる。誰でもない、君に伝えたい。私の名前を…… 夏恋⑤ 私が君にできること。 「え、ええと……」瀧くんからの言葉を待っていると、さっきまでの勢いはどこへやら。顔を真っ赤にしながら口許を抑…

君の名は。SS スパークルMVif 夏恋④

サイド三葉 開演…… > 「なあなあ、東京行ったら何してみたい?」「うーんそうやねぇ…やっぱり某有名テーマパークとか行ってみたいな」「うん、いいねぇ、いいねぇ♪」「三葉は何してみたいん?」「私は……やっぱりカフェやさ♪お洒落なお店で、パンケーキとか…

君の名は。SS スパークルMVif 夏恋③

>終業式も間近に迫っている昼休み。流石に真夏日に屋上で昼飯という気にはならず、空調の効いた教室でいつものメンツ三人、集まって飯を食べている。「あのさ、」「ん、どうかしたか?」言うタイミングを見計らっていた俺の言葉に、高木と司が顔を上げた。…

君の名は。SS スパークルMVif 夏恋②

>「瀧ー、久しぶりにカフェでも行かね?」ざわつく教室の中、そそくさと下校の準備をしていると、司と高木から誘いの声がかかった。が、今日は三葉さんと一緒に勉強する約束をしている訳で。「あ、悪ぃ。俺、これから予定があるからパス」出来る限りそれを…

君の名は。SS スパークルMVif 夏恋①

スパークルMVのラストシーンの衝撃から……という訳ではないのですが笑、と或る読み切りから発展してシリーズ化してしまったSSです。 スパークルMVをイメージにしたifモノですが、宜しければお願い致します。 > 「君の名前はッ!!」 満天の星空が覆う山の頂…

君の名は。SS たとえばこんな夢ものがたり。プレリュード

『たとえばこんな夢ものがたり』は、2016年10月4日に間に合わせようとして書いたのですが、間に合わず前後編になりました(笑) それでも10月中に書き切ったのですが、後日、前日譚として書いたのが此方です。 時系列的には前後編の前ですが、作品的には後に…

君の名は。SS たとえばこんな夢ものがたり。後編

三葉は思う。運命は変わり、未来へと繋がった。長い長い時間を経て、ようやく巡り逢えた。消えて失うものがあったとしても、決して忘れたくないと心に刻んだ想いがムスビつき、今、未来は走り始めている。それでも、目の前にいるこの人には決して想いが伝わ…

君の名は。SS たとえばこんな夢ものがたり。前編

あの日、星が降った日たった一つ望んだことそれは、 もう一度、あの人に逢いたい…… たったそれだけ たとえばこんな夢ものがたり。 「ん……」朝、瞼越しに陽の光を感じ、瀧は目覚める。ただ、昨日までの仕事の疲れ出ているのか身体が重い。目をうっすら開けた…

君の名は。SS 彼氏が浴衣に着替えたら。

そう云えば、上げ忘れていたな、と思い出しました(笑) 暑中見舞い用に書いたSS。季節外れですが笑、載せておきます。 > ピンポーン……と聞き慣れた音の余韻を感じながら、ほんの短いこの待ち時間だけはなかなか慣れないな、なんて思う。どこかソワソワした…

君の名は。140字チャレンジ 七夕編

一昨年くらいに140字以内で書いてみた、三葉の七夕にまつわるエトセトラ。 >入替わり前三葉 私の前には短冊が置かれている。 四葉にお姉ちゃんも書いてとせがまれたもの。今更この年で(汗)でもまあ、折角の七夕だ。ここは一つ書いてみよう! 東京行きたい…

君の膵臓をたべたいSS 君の髪型をかえたい

『君の膵臓をたべたい』の初めての二次です。入院後の僕と桜良の幕間妄想。二人のやり取りはなんか……楽しかった♪また何か書けたらいいな、と。 > 「そりゃ、好きにしてていいとは言ったけどさ、そんな風に自分だけの世界に入り浸るなんてあんまりじゃない?…

糸守カフェへようこそ!

ただの妄想、設定……笑 書くのは厳しいけど、想像するだけなら楽しいなーと。 > 糸守町復興後に念願のカフェがオープン。 お店の看板娘が織りなすハートフルストーリー? お店の名前:結~ムスビ~ 主人公は結花という高校二年生(17歳)の女の子。週末空い…

君の名は。SS クリスマス・イヴ(おまけ)

修正未了のクリスマスイブ(笑) ラストはクリスマスエクスプレスっぽくてアレで良いと思ってますが、二次だからちょっとだけ続きも書きました。 > 「えへへ……瀧くん」「み、三葉!?お前……ここでずっと待ってたのか?」毛先に触れながら三葉は、うん、と頷い…

君の名は。SS 高校生同級生if 東京飛騨間バレンタイン

2か月遅れ―(超遅延 久しぶりに3人称で書いてみたかったものの、かえって書くのが難しくなりました;; 情景描写どこ行った?? 出来はさておき、書きたくて書き切ったし、オチはまあそれなりに納得してるので良し! > 「はぁ……」お昼休み。弁当箱の中身が半…

君の名は。SS 君が変えるこの日々は。

しのさんのお誕生日のお祝いに幕間SSを書いてみました。 この度、公開おっけーのお言葉を頂きましたので載せておきます。 > 「またバイトでね」そう言うと奥寺先輩は振り返ることなく、駅へと向かっていく。俺はその背中をただ見つめるだけで、何か言うこと…

君の名は。SS 君と出逢えた年の瀬に。②

あけましておめでとうございます(遅 年が明けても、こちらの世界は年が明けず(笑) ちょっと苦戦しておりますが、あまり気負わずに書き進めます。 (最後まで書けたらある程度は全体調整もしないといけないと思いつつ……) > 二人で手分けしての大掃除。窓拭…

君の名は。SS 君と出逢えた年の瀬に。①

出逢った年の瀧と三葉のなんてことない年の瀬を書きたいな、と思いまして。 年末までに間に合わせるつもりが、やっぱり無理でした(笑) 連載方式となりますが、年を越えて頑張ります(ぇー 2018年は大変お世話になりました。2019年も皆様にとってよい一年にな…

君の名は。SS 高校生同級生if クリスマス・イヴ(要修正)

半日で作った。年末ネタは!?(笑) そちらもこれから続き書きます…… いつかちゃんと手直ししますので、現状はこれで御勘弁を。 要するに糸守駅で瀧くんを待つ三葉を書きたかっただけなんです……(ぇー > 「年末年始、羽目を外し過ぎないように。それじゃ、こ…

君の名は。SS 運命の朝。

年末ネタを書いてるのですが、『髪型』でアレコレありまして、ちょっと考察的幕間SSを。 再演の朝。朝おっ〇い満喫後の(笑)瀧くんです。 1千字程度ですが、宜しくお願い致します。 > ひとしきり泣いて、ひとしきり揉んで、三葉が生きているという事実にどこ…

君の名は。SS 大人になるということ。

瀧三生誕祭!!お誕生日おめでとうございます♪ 二十歳の誕生日の瀧くん話ということで。一日で書くものじゃないですね。 今後、要修正ですッ!!(笑) 拙い内容ですが、宜しくお願い致します。 >バイト帰りの駅に向かう道すがら。俺はバイト先の後輩の子から…

君の名は。SS 夏恋瀧三お誕生日

昨年書いたSSですが(笑) 瀧くんが成人した時に、三葉が隣に居られるのはこのif軸しかなくて。 書いてて楽しいから良し! >「瀧くん、お誕生日おめでとう」「いや、三葉だって誕生日じゃないすか」「でも、瀧くん成人やからね。やっぱり今日は瀧くんにとって…

君の名は。SS いい夫婦の日

11月22日、ギリギリ間に合ったー(読み返していない 最近絶不調で、その理由は主に、瀧くんと三葉が動いてくれないのが要因なのですが;;ひとまずリハビリを兼ねて。 ほぼ会話文で軽い内容ですが(作りは非常に粗い)、ブログなので、なんでもありというこ…

君の名は。SS 口噛み酒=キス

しのさんの「口噛み酒を飲む=キス」イラストにズギューン☆ときまして、此方の勝手ながらイメージしたSSを書かせて頂きました(多謝 あのイラスト、浴衣三葉ってところがイメージを湧きたたせますね;; ウチの浴衣三葉っぽくなってしまいましたが、口噛み酒…

君の名は。SS 6歳差幼馴染瀧三

しのさんから了解頂きましたので公開致します。 『瀧と三葉が幼馴染で6歳差だったら』という設定です。初めて聞いた時はなんて恐ろしい設定だろうと……笑 年の差を倍にすると切なさしかありませんね;; if系、『瀧くん→三葉』で、続きそうで続き書けてません…

君の名は。SS 言の葉は世界に留まる。

消えていく……砂時計の零れ落ちる砂のように、ゆっくり、ゆっくりと。失っていくんだと自覚できていることが、かえってこの世界の残酷さを際立たせる。 別に見返りを求めていた訳じゃない。アイツに逢うために来た。助けるために来た。ただ、生きていて欲しか…

君の名は。SS 君へのつばさ。(未完成)

部屋の窓を開け、夜空を眺める。今日から長月。夏から秋へと移り変わる季節。昼間はまだまだ夏という感じだけど、山奥の小さな町は一足早く、夜の空気は秋の香りがする、そんな気がした。窓辺で頬杖をつきながら、見慣れた満天の星空を眺める。季節は巡って…

君の名は。回文2編

>右から読むと三葉さん、左から読むと瀧くん① 三葉は上京時、瀧くんは糸守の真実を知った時から御神体に向かうところって感じですかね。 >同じく、右から読むと三葉さん、左から読むと瀧くん② 右手の部分がわかりにくいんですけど、三葉は『すきだ』、瀧く…